2011年08月11日

運動をすると、脳の神経幹細胞の老化が食い止められるかも。

<産総研>脳の「若返り」解明 認知症治療に応用も

 老化で減る脳の神経幹細胞を増やす仕組みを産業技術総合研究所(茨城県つくば市)と筑波大の研究チームが解明し、8日発表した。運動をすると、特定の細胞から分泌されるたんぱく質の因子(Wnt3)が増え、これが起点となって神経が新生する現象をマウスの実験で突き止めた。うつ病や認知症の新治療法や創薬開発に役立つという。米実験生物学誌に掲載された。

 学習や記憶を担う脳の領域「海馬」にある神経幹細胞は老化で数が減り、細胞を生み出す力も衰える。実験では、生後22カ月の老齢マウスと、9週間の若いマウスの海馬からアストロサイト細胞(神経幹細胞を支える細胞)を取り出して培養。比較すると老齢マウスのWnt3産出量は若いマウスの30分の1しかなかった。

 さらに、マウスにベルトコンベヤー上で毎日10分間2回ずつ走らせる運動を2週間続けたところ、運動前と比べてWnt3産出量は若いマウスで10〜15倍、老齢マウスでは20〜30倍と飛躍的に増えた

 運動すると脳が活性化する事実は知られているが、老化で低下した神経を作る機能が復活し、脳の「若返り」につながる仕組みを細胞レベルで解明したのは初めてという。

 研究チームの産総研幹細胞工学研究センターの桑原知子研究員は「創薬開発などに応用できる」と説明している。



 運動凄いですね。全身の肉体を使うというのは、精神活動より顕著にシナプスを活性化させるんでしょうか。

 運動したときと同じような影響を与えられる薬が開発されれば、認知症の老人などにも有効か。
広告
posted by さじ at 18:18 | Comment(3) | TrackBack(0) | 精神
この記事へのコメント
世界チャンピオン王者は言う。だからスポーツを教えなさい捻挫ばかり繰り返しても正座も出来なくなっても貴方は、どんなスポーツをさせても万能そして頭も良い才能に溢れて、フィジカル トレーニングは大好きなにて、サウナいつも合計100分の時のタイムリーに酔いしれる私は幸せだザッケローニ監督がいるトスカーナのワインと共に
Posted by みか at 2011年08月26日 22:11
サウナ100分て凄いですね。脱水に気をつけて。
Posted by さじ at 2011年08月27日 08:34
室伏広治、男子ハンマー投げゴールドメダルおめでとうございます世界陸上、初の金TV見てました、カッコイイの更に頂点の言葉が見当たらない!
Posted by みか at 2011年08月30日 10:31
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック