2006年08月04日

傷を治すのに、微弱な電流が活躍しているらしい

傷の回復に電流が関与、早く治す方法できる?

 傷が治るのに、体を流れる微弱な電流が重要な役割を果たしていて、特定の遺伝子が関与していることが分かった。これを利用して傷を早く治す方法ができるかもしれない。英国アバディーン大や日本の秋田大などのグループが、27日付の英科学誌ネイチャーで発表した。

 傷口に微弱な電流が流れていることは以前から分かっていたが、働きはよく分からなかった。

 アバディーン大医科学部のチャオ教授らは、ヒトの皮膚細胞やネズミの角膜などを使って実験をした。傷をつけると、傷口のところに微弱な電流が流れ始め、数十分の間に徐々に強まった。

 次に、人工的に電流を流して傷口を修復する細胞の動きを見た。電流の方向を逆転させると、傷口をふさぐように動いていた細胞が逆転して、傷口が広がった

 遺伝子を操作した細胞を使って調べると、ある遺伝子が働かないと修復する細胞の動きが鈍り、別の遺伝子が働かないと動きが良くなった。

 チャオ教授は「私たちの発見は、傷の治癒を早める新しい方法を提案している」としている。

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 傷、つまり細胞の破壊が起こると電流が流れ、その電流の方向を逆にすると傷口が広がる。ということは流れている電流は細胞を修復する能力がある…?と一概に言ってしまって良いのかどうかは定かではありません。電流を人工的に流すことで細胞間の物質のやりとりを促進させ、修復スピードを上げることができるようになるのでしょうか。
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posted by さじ at 23:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 生理
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