2011年08月08日

小児の腸重積症の早期発見へ、診療指針をつくる

小児の腸の病気 早期発見へ診療指針 小児腸重積症の特徴

 乳幼児に多く、腸がふさがり重症化すると死亡することもある腸の病気の診療指針を、日本小児救急医学会がまとめた。国内では毎年3千〜4千人の患者が出ている可能性があるが、早く見つければ手術が不要なケースが多い。指針では、家庭でも気づくような病気の兆候などをまとめた

 この病気は、腸の口側の部分がお尻側の部分の中に入り込むことで起こる小児腸重積症。多くは原因不明だが、乳幼児での代表的なおなかの急性疾患の一つ。病理解剖統計の分析によると、過去20年間で少なくとも50人が死亡している。早く発見すれば、空気を使って腸の内側から、はまり込んだ部分を押し戻すなどして治せる。しかし、発見が遅れて病気が進むと、腸が壊死し、腹膜炎やショックで、死ぬこともある。

 病気は広く知られていたが、病院により治療法にばらつきがあり、小児救急医学会の委員会が2004年から指針作りを検討。診断基準や重症度の評価方法、症状に応じた指針を作った。



 意外に診断難しいんですよねぇ。しゃべれるような年齢ならいいんですけれども、ただ泣いているだけだと分からなかったりします。

 以下の診断のポイントは、まぁ医者なら大体分かっているようなポイントですが、ご家庭でこういう症状があった場合は、要注意。

★診断のポイント★
・1歳未満の子供が半分以上
・不機嫌になったり腹痛を訴えたりする
・腹痛が重いときと軽いときの波がある
・血便が出たり吐いたりする
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posted by さじ at 00:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小児
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