水戸済生会総合病院(水戸市)で2004年、難度の高い心臓手術を受けた18歳の少年が、2日後に死亡していたことが分かった。
より安全で一般的な手術方法の選択肢もあり、茨城県警の依頼を受けて調査した専門家の意見書では、「執刀医の経験不足で引き起こされた事態」と指摘。同県警も、業務上過失致死の疑いがあるとみて捜査を進めている。
亡くなったのは、同県鉾田市に住む自営業石津洋さん(51)の長男で、高校3年だった圭一郎さん(当時18歳)。高校1年の時、大動脈弁が正常に閉まらず、心臓に血液が逆流する「大動脈弁閉鎖不全症」と診断された。通常の生活を送っていたが、手足にむくみを感じるようになり、04年7月、同病院の心臓外科医(44)の執刀で手術を受けた。
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テレビで特集されていましたね。99.9%が弁置換術を選択するところを、ロス手術を行ったとか。まあ人工弁にはそれなりのリスク(数年後に手術しなければならない)が伴います。そのため自身の肺動脈弁を代用するロス手術が行われるわけですが、これは非常に難しい。腕のない心臓外科医は存在自体が罪です。自身の経歴を偽って患者に伝え、手術の選択を提示しなかったために起こった悲劇。刑事罰でも何ら不思議ではありません。