生体肝移植を受けた患者から摘出した肝臓を別の患者に移植する「生体ドミノ肝移植」を1999年に受けた患者が、移植した肝臓が原因とされる進行性の難病「アミロイド・ポリニューロパシー(FAP)」を発症したことを、熊本大大学院医学薬学研究部の安東由喜雄教授らが26日までに国内で初めて確認した。
先天性のFAP患者の多くが2、30代で発症することから、これまでは患者の肝臓を移植に使用しても発症には20年ほどかかると考えられ、ドミノ移植は臓器の不足を補う緊急避難的な治療として行われた。
今回のケースは移植から約6年半で発症したことになり、日本移植学会の田中紘一理事長は学会として調査する考えを示した。
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以前から危惧されていたことではありました。
参考:FAPの肝臓を移植した重症患者が予想よりも早くFAPを発症
ですが予想以上に早い発症に驚きを隠せません。生体肝移植で6年半しか持たないのでしたら技術的にどうなのか、というところ。まあそれでも移植数が足りないのが一番の問題なのですが。。。