兵庫県宝塚市で、夫婦が自宅で死亡しているのが見つかりました。夫が書いたと見られる遺書が遺されていて、警察は無理心中とみています。
24日夕方、宝塚市安倉南の住宅で、この家に住む60歳の夫と59歳の妻が死亡しているのを、訪ねてきた夫の姉が見つけました。妻の首には絞められた跡があり、夫は口から血を流し、銃の様な物を手に持って倒れていました。
警察の調べによりますと、夫婦は2人暮らしで、部屋に「妻が病気で治療の手がなくなった」という内容の夫の筆跡の遺書が遺されていました。
妻は末期がんだったということで、警察は、夫が無理心中を図ったものとみています。
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末期がんは確かに「治療の方法」はありません。が、その人のQOL(生活の質)を維持することはできます。安らかな現状のまま天寿を全うすることもできるのです。
キューブラ・ロスは「否認→怒り→取り引き→抑鬱→死の受容」というプロセスを提唱しました。この通りに感情が進んで、末期がんを「受け入れる」ことができるようになると良いのですが。
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日本人は死の準備をさほど重要視しない