2006年07月23日

余った受精卵を用いたES細胞研究案、ブッシュの一声で廃案に

ES細胞研究法案が廃案 ブッシュ大統領が拒否権を行使

 ブッシュ米大統領は19日、前日に議会を通過した胚性幹細胞(ES細胞)の研究推進法案に対し、就任以来初の拒否権を行使した

 下院で再投票の結果、拒否権を覆せる3分の2の賛成票には届かず、廃案となった。

 法案は、不妊治療で余った受精卵から新たに作り出すES細胞を、研究助成の対象として認める内容。受精卵を研究材料とすることに否定的な現政権は2001年から、助成対象をそれ以前に作製済みのES細胞に限定している。

 拒否権行使について、米国科学振興協会のアラン・レシュナー会長は「余った受精卵は、捨てるより活用する方が倫理的に望ましいのではないか。大変失望した」と語った。

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 ブッシュはキリスト教的思想がガチガチですからねぇ。通らないことは予想できましたが。政治家たるもの自身の思想、それも宗教的側面は関係なく判断すべきところではないか、と。

関連:自身の細胞から膀胱組織を再生し移植に成功
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posted by さじ at 12:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | 生殖
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