前立腺がんの予防については、コーヒーはたくさん飲むほど良いとする研究結果を17日、ハーバード公衆衛生大学院(Harvard School of Public Health)が発表した。
コーヒーをまったく飲まない男性に比べて、1日6杯以上のコーヒーを飲む男性のほうが、死に至る前立腺がんにかかるリスクは60%、前立腺がん自体が発現するリスクも20%低いことが、この研究で明らかになった。1日1〜3杯のコーヒーでも、死に至る前立腺がんにかかるリスクは30%低かった。
カフェイン含有の有無による効果の差はなかった。研究者たちは、コーヒーの成分が持つ抗酸化作用や抗炎症作用と、前立腺がんリスクの低下に関係があるのではないかと考えている。
前立腺がんは米国の男性に最も多く診断されるがんだが、すべてが致死性というわけではなく、早期に血液検査で発見できる。
コーヒー常用者における前立腺がんリスクの低下は、喫煙や運動不足など、がんリスクが増大するとされる他の要因を加えても認められた。
中世より愛飲されるコーヒー。嗜好品ながら、結構身体には良さそうです。(アメリカでもカフェインレスが進んでいると聞きますが)
前立腺癌は、血液中のPSAが上昇して初めて「針生検」をやり診断が確定することもザラですので、中年以降の男性は一度泌尿器科を受診されるといいかと思います。
更新が無いのが寂しいです