2006年07月17日

何故あなたは医学部を受験するのですか

講演:「なぜ医師に」明確に−−八巻・朝日診療所所長、母校の福島高で /福島

 只見町営「朝日診療所」に03年12月から常勤医として勤める八巻俊彦所長が15日、福島市の母校・福島高校(星本文校長)で、医学部志望の高校2年生約60人を前に講演した。八巻所長は「大学に受かるのはある意味で簡単。『なぜ医師になるのか』をはっきりさせておき、自分の求めていた医師としての形を作っていってほしい」と語りかけた。

 八巻所長はこの日、スライドを使って、地域医療の難しさや、医学部受験のアドバイスなど経験談を交えて講演し、高校生たちは熱心に聴き入っていた。

 八巻所長は当時常勤医が不在で、外来診療を休止していた朝日診療所に、大原総合病院(福島市)の外科主任部長を辞して赴任。家族と町に移り住んだ。

 赴任前は只見町の場所すら知らなかったという。県庁所在地の大病院からの移籍に、地元住民には好奇の目で見られ、つらさを味わった。また、地域医療は行政の方針によって左右される現実も思い知らされた。

 しかし、八巻所長は「地域に生きる医師」として、地元密着の医療を行い、地域医療の現実を情報発信することにも腐心。「地域医療は危機にひんしている。自分がやらなければならない、と感じている」と述べた。

 八巻所長は「自分は医学部を10カ所くらい落ちた。学力はそのうち必ず付くので、いかに入試で実力を発揮できるかは、モチベーションの問題」とアドバイスした。

 高校生たちからは「休みはあるのか」「薬はどこから手に入れるのか」などの質問があり、応じていた。同校の内村啓さん(16)は「受験の大変さしか見えていなかったが、医師になってからの苦労を知ることができた。自分は地域医療を志したい」と話していた。

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 はっきりいって、医学部受験は楽です。時間と努力さえあればどこでもいけるでしょう。本気でなりたいのなら体裁なんか気にせず2浪でも3浪でもすればいいんです(医学部を諦めて歯学部、は一番意味不明な選択ですね)

 しかし、医者という職は、その後一生勉強しなければなりません。医学部入学後から受験では考えられなかった量、内容の勉強をこなし、医師免許取得後は激務に耐えつつスキルを身につけていき、10年後、20年後も勉強勉強です。

 要するに何がいいたいかっていうと、医学を好きじゃなきゃとてもじゃないけどやってられないし、いくら開業して高給をとれるといってもたかがしれているよ、ということ。もし貴方が自分のことを賢いと思い、かつ、医学に興味がないのなら、経済学部をお勧めします。もしくはテレビ局勤務とかね。楽して沢山儲ける道なんてゴマンとあるんです。それなのに何故貴方は医学部を選ぶのか
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posted by さじ at 02:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大学
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