2005年4月、玖珠町で、神戸市東灘区の女性(当時27歳)にアトピー性皮膚炎治療のためと称し食事制限をして死亡させたとして、業務上過失致死罪に問われた福岡市南区曰佐2、自称治療師、村田啓二被告(55)の論告求刑公判が14日、大分地裁(宮本孝文裁判長)であり、検察側は懲役3年を求刑した。判決は9月28日に言い渡される予定。
起訴状によると、村田被告は、05年3月25日から、アトピー性皮膚炎の治療のため女性に玖珠町大隈の別荘で合宿させ、食事制限を伴う治療法を実施。女性は約2日後、玄米などの固形食を受け付けなくなって衰弱し、寝たきり状態になったが、村田被告は、医師による治療を受けさせず、4月7日午後6時半ごろ、女性を飢餓と体力低下による急性肺炎で死亡させた。
検察側は論告で、「(被告は)医学の知識をほとんど持たずに危険を伴う断食療法を断行した。医師の治療を受けさせるべきという認識を持っていたにもかかわらず、自己の行為が公にされることを嫌って、保身をはかった」と述べた。
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医学処 アトピー改善のための、死の食事療法
続報です。最低限の医学知識すらないのに他者に治療を施すことほど危険なことはありませんね。人間の身体は分からないことだらけですが、少なくとも、現在常識とされていること程度は身につけておきたいものです。いつか役に立つ時がくるでしょう。