米国で早産(妊娠37週未満)が過去25年間に3割増え、全新生児の8人に1人に達したとの報告書を米医学研究所が13日発表した。未熟児治療などによる社会的コストは05年で260億ドル(約3兆円)を超えた。同研究所は発生原因のより詳細な研究が必要だと指摘、早産率が高い多胎妊娠の比率を減らすため、不妊治療で移植する受精卵の数を1個に近づけたり排卵誘発剤の使用を抑制するなど医学界が内部指針を強化するよう勧告している。
報告書によると、04年の全出産数に対する早産の比率は12.5%で、81年の9.4%より30%増えた。未熟児治療や新生児の発達の遅れへの対応、生産性の減少などによるコストは、早産児1人あたり約5万1600ドル(約600万円)だった。
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医学の進歩により、今までは「流産」定義だったものが「早産」へと変わりました。つまり妊娠週数が昔より短くて出産しても、生きることができるようになった、ということです。
それにしても8人に1人というのはやはり凄い数字ですね。
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