大学の基礎医学研究の成果を、臨床研究を経て新しい薬や医療機器の実用化に結び付けるため、文部科学省は、来年度から全国5大学に支援拠点を設ける方針を固めた。1カ所につき年間2〜3億円の研究委託費を5年間支給する案を検討しており、予算概算要求に盛り込む。
がんについてはすでに全国11大学で、今年度まで3年間の臨床応用支援事業を行っており、新事業はそれ以外の疾患が対象。心筋の再生医療やパーキンソン病の細胞治療が有望だという。現在、臨床応用に重点的に取り組んでいるのは東京大、名古屋大、京都大、大阪大、九州大。しかし同省はこれ以外の大学も含めて改めて公募する。
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がんなどのより臨床的なものから、心筋の再生医療などのミクロ分野まで。でもこういうのって大抵国立大学ばかりですね。私立はいれないんでしょうか。基礎医学研究ならば私立もかなりの実績を上げていると思うのですが。
何度も取り上げているように、再生医療では東京女子医科大学が非常に強い。心筋の再生も、実用間近ではないでしょうか。大学ごとに連携してより安全な臨床応用に期待します。
生理の血から、心筋っぽい細胞を発見
幹細胞シートで心筋梗塞を治療する
細胞シートによる再生医療、いよいよ臨床応用段階に