抜け毛に悩む男性のためのケアだった「頭皮ケア(スカルプケア)」。ここにきて、女性の間でもスカルプケアへの意識が高まっている。化粧品・香水の製造販売の「日本ロレアル」(東京都新宿区)が2年前に実施した調査では、7割の女性が「つっぱる、硬いといった頭皮のトラブルを何とかしたい」と回答。もはや薄毛に悩むのは男性だけではない。
ところが当時は、市販されている頭皮ケア商品のほとんどが男性向け。「何とかしたい」とは思っても、男性向け商品を使うほどではなく女性にぴったりのケアアイテムがなかったわけだ。最近は、美容院やエステサロンがスカルプケアメニューをそろえているほか、家庭用のスカルプケア商品が発売され、女性の悩みにこたえている。
「特に、20〜30代の働く女性に人気です」こう語るのは、6月に東京・表参道にトータルビューティーサロン「pams(パムス)青山本店」をオープンした村野ソアさんだ。仕事を持つ女性は、ストレスを感じているうえに、カラーやパーマで髪や頭皮を傷めやすい。それが腰のない細い髪の原因になっている。
銀座にサロンをオープンした6年前は、スタッフが頭皮ケアについて説明して勧めていたが、ここ2、3年は来店客の8割が頭皮ケアを依頼するようになったという。トリートメント後は、頭皮とつながった顔の皮膚も引き締まり美容効果があることも人気の秘密のようだ。
スカルプケアは、穴の汚れや老廃物を取り除く「クレンジング」、血行を促進し抜け毛を予防する「活性化」、敏感になった頭皮を保湿しバランスを整える「沈静」の3ステップ。1ステップで2000円前後、トータルでは5000〜1万円で受けられる。このほか、家庭用のシャンプーやトリートメント、ローションをサロンを通じて販売。家庭での日常のケアも勧めている。
美容院でヘアケア商品を購入する人は10%程度だが、スカルプケアをした人はその半数が購入していく。pamsの村野さんは、「それだけ、スカルプケアを受けるお客さまの意識が高いということ」と語る。
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元来血行を良くすることで髪の毛の状態を良くしようとする動きがみられていましたがそれは概してこういった「つっぱる感じ」や「ガサガサな髪」を向上させようというものでした。男性に多い「男性型脱毛症(AGA)」はホルモンの異常によって起こるんで、血行を良くするより下記リンクにあるような「内服薬」を使ったほうが効果はあります。
しかしそれは男性の話。女性の、特にストレスなどによって起こる血行障害には、スカルプケアが有効であると思われます。リフレッシュに一度、いかがですか。
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