厚生労働省は10日、インフルエンザ治療薬タミフルの服用との因果関係が否定できない死亡例が、1−6月に2例報告されたと発表した。
1人は慢性心不全の80代女性で、タミフル服用後に急激なアレルギー反応であるアナフィラキシーショックを起こした。もう1人は狭心症や糖尿病などがある70代男性で、肝障害などで死亡した。
同省が服用との因果関係が否定できないと判断した死亡例は、4例となった。
同省は、今回の2例は他に併用している薬の関与も否定できないと説明。「アナフィラキシーショックと肝障害は、ごくまれに起きると添付文書で注意喚起している。現段階でタミフルの安全性に重大な懸念があるとは考えていない」とした。
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非常に稀に起こる合併症、といった具合に見ておくといいかもしれません。危ない副作用があるにはあるが、それは滅多に起こるものではありませんよ、と。
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