2006年07月08日

血液が薄すぎて献血ができないという女性が増加している

血液薄く献血できない女性が増加

 血液が薄くて献血できない人が、女性を中心に県内で増えている。県赤十字血液センターによると、二〇〇五年度、県内で血液の濃さが基準を下回る「比重不足」となったのは三千五百三十五人で、四年前より七百四十二人も増えた。献血希望者数が減る中で、比重不足の割合が高くなっている理由について、同センターは「食事バランスの偏り、女性のダイエット、睡眠不足などが影響している」と指摘。「貧血気味の人は、鉄分を多く含む食事を取り、十分な休息を取ってほしい」と語っている。

 血液比重は、水の重さを一としたときの血液の重さ。赤血球の数が多く、赤血球中のヘモグロビン濃度が高い人の血液ほど比重が高くなる。逆に赤血球の数が少なかったり、ヘモグロビン濃度の低い人ほど低くなる。比重不足は主に鉄分の摂取不足が原因。献血では、血液比重が一・〇五二未満(二〇〇ミリリットル献血)の人の献血は受け付けていない。県内は全国平均に比べ、比重不足の割合は少ないが、年々少しずつ増えている。

 〇五年度、県内で献血を希望しながら比重不足で献血できなかったのは三千五百三十五人で〇一年度の二千七百九十三人よりも七百四十二人(26.5%)増。献血申し込み者に対する比率は、〇五年度が4.9%で、〇一年度の3.9%よりも1.0ポイント増加した。血液比重不足の約九割が女性で、若い人に目立ち、また、郡部よりも都市部が割合が高いという。

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 ヘモグロビンの原料である鉄分、結構重要なんですよ。海苔、昆布、ほうれんそう、小松菜などで植物性の鉄分を補給しましょう。その際に大事なのは効率良く吸収するためにビタミンCやタンパク質を、ヘモグロビンの合成をサポートするためにビタミンB12(肉・魚・卵・牛乳など)を摂るようにしましょう。

参考:赤血球、ヘモグロビンが低下、あるいは増加している
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posted by さじ at 02:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 循環
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