都感染症対策課は六日、咽頭結膜熱(プール熱)や手足口病など、夏に流行する感染症が例年より増加傾向にあるとして、手洗いやうがいの励行、タオルの共用を避けること、水泳の前後にシャワーを浴びることなどを呼びかけた。
プール熱は発熱やのどの痛み、結膜炎などの症状がある。
今年は国立感染症研究所が大流行の恐れを指摘。都内百四十二カ所の小児科医療機関の平均患者発生数は、六月二十六日−七月二日に一・五六人で、過去十年で最多のペースだという。
突然発熱し口の中に水疱ができるヘルパンギーナや、手のひらや足の裏に水疱ができる手足口病も例年、七月に流行のピークを迎える感染症で、すでに流行が始まっている。
このほか一年を通じて発生し、高熱やのどの痛みなどの症状があるA群溶血性レンサ球菌咽頭炎が例年より高い水準で発生しており、同課は注意を呼びかけている。
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きましたね。大流行です。手足口病だけ、聞いたことないなぁと思う方が多いと思われます。手足口病は、コクサッキーウイルスA16やエンテロウイルス71によって引き起こされる感染症で、手足口病の名のとおり、手や足や口に水泡のような発疹が出来ます。対症療法しかないので予防を心がけましょう。感染者の鼻、喉、肛門からの分泌物内に含まれるウイルスが経口・飛沫・接触によって体内に入り込まないようにすればOKです。
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医学処(いがくどころって読みます)の記念すべき最初の記事が、A群溶血性レンサ球菌に関するものでした。医師の指示どおりに薬を飲むことが重要ですので注意して下さい。
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