フロリダ州最高裁は6日、同州の喫煙者がアルトリア・グループ傘下のたばこ大手、フィリップ・モリスUSAをはじめとするたばこメーカー数社に対し求めていた1450億ドル(約16兆6996億円)にのぼる懲罰的損害賠償請求を却下した。
同最高裁は、マイアミ陪審員が2000年7月にフィリップ・モリスUSAやR.J.レイノルズ・タバコおよび他の米たばこメーカーに対して1450億ドルという記録的な支払いを命じた判決について、再審査していた。フロリダ州高裁は2003年5月に同判決に対する逆転判決を下していた。フロリダ最高裁はこの日、この逆転判決を支持する判断を下した。
これを受けて、アルトリア・グループおよび、R.J.レイノルズ・タバコを傘下に収める米たばこ2位レイノルズ・アメリカンの株価は過去最高値に急伸した。ニューヨーク時間午後2時7分現在、アルトリア・グループ株価は前日比3.97ドル(5.4%)高の77.30ドル。レイノルズ・アメリカンの株価は同3.96ドル(3.5%)高の118.32ドル。
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まぁ、当然の判断。そもそも一審の16兆6996億円という数字がおかしい。陪審員制度の弊害がモロに出た感じもします。
喫煙者は、自身の健康が悪くなったからといって誰かを責めることはできない。意志の弱さを呪うしかない、と思います。だからハマる以前に吸わないことが大事です。