2006年07月06日

強盗傷害罪の男、服役中の健康診断で肺癌を見落とされる?

「刑務所の健診、がん見落とした」受刑者が国を提訴

 服役中の山形刑務所(山形市)で、健康診断にあたった医務官が肺がんを見落としたとして、仙台市太白区の男性(54)が4日、国に約7400万円の損害賠償を求める訴訟を仙台地裁に起こした。

 男性は昨年12月、「末期がんで余命半年」と宣告され、刑の執行を停止されている。

 訴えなどによると、男性は強盗傷害罪で懲役4年6月の実刑判決を受け、2003年7月から同刑務所に服役。04年10月、刑務所内の医務課で健康診断を受け、胸部レントゲン検査で左肺に異常陰影が見つかった。翌11月に再検査をしたが、結果について何も告げられず、それ以上の検査や治療は行われなかった。

 男性は昨年7月、右ひざに痛みを訴え、山形大病院などに通院。昨年12月、すねに肺がんが転移した骨腫瘍があると診断された。がんは末期症状で、刑務所外での治療が必要になり、男性は同月、刑の執行を停止された。山形刑務所では「訴状が届いていないのでコメントできない」と話している。

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 影がうつっているだけだ、と判断したのでしょうか。健康診断のレントゲン撮影で異常陰影がうつっても、より精密な検査をしなければがんかどうかを確定するのは難しい気も。精密な検査を行えない場所だったのかもしれません。服役していたから精密な検査ができなかったのか、いや、そもそも服役していなかったら健康診断すら受けていなかったのでは、いやいや、今更そんなことを言っても何にもなりませんが。


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posted by さじ at 01:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | がん
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