2004年に福岡市の浜の町病院で食道がんの手術を受けた後に意識不明になった男性(67)=福岡県太宰府市=と妻(67)が、病院を運営する国家公務員共済組合連合会(東京都)などに約1億3700万円の損害賠償を求めていた医療過誤訴訟で、同連合会が男性側に和解金約7千万円を支払うことで和解が成立した。男性の妻が9日、明らかにした。先月22日に福岡高裁で成立した。
訴状によると、男性は04年3月に食道がんの手術を受けた後に鎮静剤を投与され、2日後に心臓停止。そのまま植物状態になったという。原告は、鎮静剤の過剰投与が原因で引き起こされたとして、当時の担当医師に過失があったと主張していた。
和解では、病院の過失は認められていないが、病院が男性側に「陳謝」し、再発防止を約束したという。男性の妻は「医療現場で考えられないことが起きると知らされた」。病院側は「和解の提案がなされ、応じた。それ以上はコメントしない」としていた。
まー、、、
鎮静剤の量、というか、薬の量って、案外軽視されがちといいますか、まぁしょうがないんですけれども、だいたい同じように使うわけで、例えば、個々によって1〜20mgの間でどこを使うか、なんて厳密な指標があるわけではないですからね。
それでも、「薬を使うということは怖いこと」を改めて認識しながら、使うべきではありますからね。もう一度、惰性で出すのではなく、「大丈夫か」と思いながら、怖がりながら使うのを意識しましょう。