2011年05月04日

大動脈解離を見逃し死亡したとして1億円の賠償を求める

「疾患見落とし死亡」遺族が1億円賠償求め提訴

 北九州市立八幡病院(八幡東区)で2009年、男性患者(当時31歳)が死亡したのは男性内科医が大動脈解離の疾患を見落とした医療ミスが原因として、患者の妻と両親が市と内科医を相手取り、慰謝料など約1億円の損害賠償を求める訴訟を福岡地裁小倉支部に起こしたことがわかった。

 提訴は7日付。市などによると、患者は09年4月14日、胸の痛みや呼吸困難を訴え、同病院に搬送された。内科医は心因性の過換気症候群(過呼吸)と診断して内服薬を処方、呼吸法を指導した。

 男性は翌日も背中の痛みを訴えて来院したが、同じ内科医が心因性と診断して院内の精神科を紹介していた。男性は同19日に症状が悪化し、市内の別の病院で大動脈解離と分かったが、その日に死亡した。

 市は昨年7月、「2回目の来院時に心因性以外の疾患を疑い、コンピューター断層撮影法(CT)検査などを行っていれば、救命できた可能性がある」と誤診を認めて公表し、遺族側と示談交渉を開始した。遺族側は「男性は約35万円の月収があった。約1億円の賠償が必要」と主張、市側は「男性は別の持病があり、当時の収入を証明する書類もない。4千数百万円が妥当」としていた。



 まあ・・・確かに・・・これは・・・

 翌日も痛みを訴えてきているのに、除外診断であるはずの「心因性」としてCTの検査を行わなかったのが・・・痛いですねぇ。


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posted by さじ at 18:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | 循環
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