西之表市が5月、BCGの生ワクチン接種後2週間しか経過していない乳児5人に、ポリオ予防の生ワクチンを投与していたことが23日分かった。厚生労働省は生ワクチンの投与は4週間以上間隔を空けるよう指導している。市は接種履歴の見落としによる過誤投与を認め、保護者に謝罪した。経過観察を続けており、健康被害は確認されていないという。
市健康保険課によると、市保健センターで5月25日、小児まひを起こすポリオ予防の経口生ワクチンを3カ月児5人に投与。保護者らは母子手帳、予診票を持参、いずれにも同11日に結核予防のBCG接種の記載があったが、受付の保健師や問診の医師、看護師らが見逃したらしい。
26日、予防接種台帳の確認作業で過誤投与が発覚し、市は保護者や保健所に連絡。以降毎日経過観察をしている。生ワクチンの接種、投与は、厚労省の予防接種実施要領により、安全性の観点から4週間以上間隔を置くことになっている。期間が短いと互いに作用し合い、けいれんやひきつけなどを起こす恐れがあるという。
市は予防接種のスケジュール見直しや受付、問診でのチェック態勢を強化する。神崎辰秀課長は「あってはならないことで保護者らに不安を与え申し訳ない。健康観察など責任を持って対応していく」と話した。
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死や後遺症などは起こらないとは思いますが、完全に医療ミスですね。あってはならないことです。お母さん方も、こういうことがないように注意しておいて下さい。