2011年04月27日

母体の血液を測定するだけでダウン症を診断できる方法を開発

腹部に針を刺さないダウン症診断法、2年以内に普及の可能性

 母親の血中DNAを検査するダウン症診断法が、2013年までに一般に普及するかもしれないという研究成果を、キプロスの研究者が8日開いた会見で発表した。研究の概要は英医学誌「ネイチャー・メディスン(Nature Medicine)」にも掲載されている。

 首都ニコシア(Nicosia)にある神経学・遺伝学研究所(Institute of Neurology and Genetics)のフィリッポス・パトサリス(Philippos Patsalis)氏は、血中DNA検査法の利点について、非侵襲性のためリスクが少ないこと、安価で5日以内に結果が出ること、特殊な機器やノウハウがいらないことなどを挙げ、このダウン症診断法を受ける妊婦が増えていくだろうと述べた。

 現在行われている出生前診断は、妊娠16週の時に腹部に針を刺して羊水を抜き取るというものだが、流産リスクが1%存在する。そのため、この検査を受けるのは事前の血液検査と超音波検査で胎児の異常が疑われた妊婦に限られている。

 血中DNA検査法の臨床試験は、キプロス、ギリシャ、英国の研究者たちによってギリシャ人の妊婦に対して行われ、現時点では100%の確度が確認された。今後は日本を含めた広い地域で1000人を対象に臨床試験が実施される予定だという。



 確かに胎児の血液は母体で浄化されているようなものですが、母体の採血だけで分かってしまうというのは凄く画期的ですね。

 侵襲性が極端に減って安全に診断できるようです。日本では議論の余地があるでしょうけれども、ダウン症を早期に診断するかどうかは夫婦の問題であって、大勢の夫婦がいての社会ですからね。その結果が「ダウン症迫害」とか「淘汰」という概念に繋がらない社会を形成できると、日本を信じてます。


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posted by さじ at 00:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 生殖
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