2011年04月20日

伝染性紅斑(りんご病)が4年ぶりに流行の兆しをみせている。

「リンゴ病」流行の兆し 9割が子ども、難しい感染予防

 両頬や体に赤い発疹が出る感染症「伝染性紅斑」が今年、4年ぶりに流行の兆しを見せている。患者は10歳未満の子どもが9割で、感染予防が難しく、妊婦がかかると流産の危険性が高まることから、国立感染症研究所が注意を呼びかけている。

 子どもの両頬が赤くなるのが典型的な症状で「リンゴ病」とも呼ばれる。流行期には年間50万人の患者が出ると推計されている。

 ヒトパルボウイルスB19が原因で、軽い風邪のような症状が1週間ほど続いた後、頬が赤くなる。胸や腹、背中にも発疹が出て、はしか(麻疹)と間違えられることもある。大人の場合は関節が強く痛み、丸1日動けないほど重い症状の人もいる

 ウイルスは患者のつばなどに含まれ、つばが飛んだり接触したりしてほかの人の口に入り感染する。感染しても症状が全く出ない潜伏期間が10〜20日間あり、この間にウイルスを周囲に出すため、予防が極めて難しい。ワクチンはない。

 感染研によると、最新の1週間(2月14〜20日)の全国定点調査では1医療施設あたりの患者数は0.51で、例年同時期と比べて多く、さらに増える傾向。2007年以来の流行になりそうだと感染研感染症情報センターの安井良則主任研究官はみる。

 妊婦が感染すると、胎児水腫や流産の恐れが生じる。安井さんは「保育園や小学校で流行しているときは、妊婦の立ち入り制限も考えたほうがいい」と話している。



 忘れた頃に大流行を始める伝染性紅斑です。

 何といっても妊婦さんに感染すると大変なので、飛沫感染とはいえしっかり予防することが大事です。

 そういえば最近伝染性紅斑のニュースみないなと思ってたら、なるほど、4年ぶりか。下は2006年秋のニュース。

医学処:りんご病が再び増加傾向。妊婦は感染にご注意
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posted by さじ at 22:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 感染
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