2011年04月20日

リウマチや乳癌などの早期診断に使える超高感度のエックス線撮影装置を開発

東大と兵庫大とコニカミノルタがスーパーX線装置を開発

 東京大、兵庫県立大とコニカミノルタエムジーなどの研究チームは、従来より約1000倍も高感度のX線撮影装置を開発したと発表した。

 骨など硬い組織に比べ、従来のX線装置では撮影が難しかったがん細胞や軟骨などを画像化することができ、指先を動かす細い筋肉まで判別できる。実用化すれば、乳がんのより早期の発見や、関節の軟骨の異常からリウマチの早期診断が可能になるという。

 従来の装置は、X線が体を透過する時に吸収される量が多いほど濃い画像になる仕組みで、X線をあまり吸収しない軟骨などの撮影は困難だった。

 百生敦・東大准教授(X線光学)らは、X線が透過時にわずかに屈折することに注目。体の組織による屈折率の違いを識別し、画像にする技術を開発した。この方法なら軟らかい組織でも鮮明に写せるうえ、特にがんの診断に重要な線維組織や石灰化した組織が見分けやすいという。

 埼玉医科大と名古屋医療センターで献体の指やひざ、切除した乳がんの標本を撮影したところ、関節部分の軟骨が判別できたほか、乳管内にとどまっているごく初期のがんを見つけることができた。チームは今年中に生体の患部などを撮影する試験を始める方針だ。さらに開発を進め、集団検診などで使えるような装置の実用化を目指すという。

 百生准教授は「開発した新装置は、超音波診断装置やMRI(磁気共鳴画像化装置)より細かい部分まで撮影できる。造影剤も不要で、患者の負担軽減になる」と話す。



 画期的すぎる。

 造影剤いらずで、軟部組織も評価できるというのが凄い。しかもMRIよりも高感度とは。椎間板とか甲状腺の評価もしやすくなるんでしょうか。実用化が待ち遠しい。


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posted by さじ at 21:46 | Comment(2) | TrackBack(0) | 大学
この記事へのコメント
1983年に脳動脈瘤クリッピング手術をしました。
クリップの素材が不明なので、MRIは受けられません。気管支喘息を起こしたことが有るので、血管造影もできません。身体に不調が起きた場合どうなるのかとても不安です。
私のようなケースにこのエックス線検査は有効でしょうか。
Posted by 伊原栄子 at 2013年05月07日 00:25
大丈夫じゃない?
Posted by   at 2013年05月12日 09:57
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