2011年04月20日

毛包にある幹細胞を培養し移植して毛を再生することに成功。

毛の再生、マウスで成功=脱毛症の自己移植治療に応用へ−東京理科大

 大人のマウスのひげを作る「毛包」にある幹細胞を採取して培養、増殖させ、毛がない別のマウスの背中に移植して毛を再生させることに、東京理科大の辻孝教授らが世界で初めて成功した。3月1日から都内で開かれる日本再生医療学会で概要を明らかにし、新技術の詳細は論文にまとめて国際的な科学誌に発表する。

 この技術をヒトの脱毛症患者に応用できれば、残った毛髪組織を増やして脱毛部分に自己(自家)移植し、頭髪を再生して長期間維持できると期待される。研究チームは、患者から後頭部の毛髪組織の提供を受けており、辻教授は「早ければ3年後の臨床試験開始を目指したい」と話している。

 マウスのひげは体毛より太く、直径が0.05ミリ程度でヒトの毛髪に近い。再生した毛を電子顕微鏡で分析すると、自然の毛と同様に中心に毛髄、周囲に毛皮質があった。さらに自然の毛は生え替わることを繰り返すが、移植後の毛包も3カ月間、21日周期で生え替わりが続いた。



 この技術って、ただのハゲだけではなく、脱毛症とか、抗がん剤の副作用による脱毛とか、そういう医療的分野でも凄く活躍できそうです。

 子供とか、癌の女性とか、そういう人にはぜひとも使っていただきたい。
広告
posted by さじ at 21:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 皮膚
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック