緊急被ばく医療を学ぶ演習プログラムが15日、永平寺町の福井大付属病院であり、同病院の医師らが、被ばく患者が運ばれた際の対応法を実習した。
原発立地県にある同病院が2009年に、敦賀市、敦賀市立病院と創設した「緊急被ばく医療に強い救急総合医養成コース」の一環。東京電力福島第1原発事故の際にも、医療支援で現場に向かった福井大付属病院副院長の寺沢秀一医師らが、救急部、総合診療部の30人を指導した。
寺沢医師は、目に見えない放射線への心構えを「汚染のある患者に1時間処置しても、胸部エックス線撮影時の被ばく線量の6分の1」と説明し、被ばく者の救命処置や搬送をちゅうちょすることがないように助言。
服を脱いでもらうことで、大部分の汚染が除去されることや、汚染を拡散させないため、床やストレッチャーをシートで覆う「養生」作業が必要なことなどを語った。
参加した医師らは、放射線測定器で、汚染の程度を判断したり、患者への除染などをしたりして、緊急時の対応を確認した。指導した同病院救急部の小淵岳恒医師は「相手は目に見えないが、測定器もある。『正しく怖がる』ことが必要」と語った。
放射能問題、なかなか難しいですね。
まあ確かに体内に放射能を吐き出す物質を取り込んでしまった場合、ずっと放射線が出続けているわけで。逆に言えばそれ以外はほとんど無害なんですが。
今更のようにCTとかを怖がる方も多いようです。でもCTは一瞬出るだけなんで。1回や2回あびようが無害です。