2006年06月16日

20代後半以降には聞こえにくい着信音が米英の10代に人気

携帯電話に「モスキート着信音」…米英の若者に大流行

 10代の若者には聞こえるが20代後半以降には聞こえにくいという高周波数の「モスキート(蚊)」と呼ばれる不快音が、携帯電話の着信音として米英の若者の間で爆発的な人気となっている。もともとは店頭にたむろする不良若者どもを撃退するために英国で開発された音だったが、若者たちは逆手にとって“大人に分からない世界”を楽しんでいるようだ。果たして日本でも流行するのか!?

 若者を追い払うための秘策のはずが、若者の間で大流行という珍現象が米英で起こっている。主役は「モスキート」と呼ばれる、17キロヘルツという高周波数のブザー音だ。元々は、英ウェールズの会社が昨年末に発売した小型のスピーカーの商品名。店内や入り口にたむろする若者による暴力事件や万引などに頭を悩ませる商店主などのために開発されたものだ。

 高周波数の音は年齢とともに聞きにくくなる。おおむね20代後半以降の大人にはほとんど気にならないが、10代の若者には「ブーン」という蚊の羽音のように聞こえ、かなり耳障りだという。大人の客には影響なく迷惑な若者の長居を防げるという“画期的”な発明。「両手で耳をふさいでいては、万引もできまい」と、商店主らはほくそ笑んでいた。

 ところが、発売後しばらくして、よく似た音声ファイルを携帯電話にダウンロードできるソフトが開発され、想定外の流行が始まった。複数のサイトで「モスキート着信音」が販売され、スピーカーを開発した英国の会社まで「元祖モスキート音」と銘打って参入しているほど。

 米英の学校では、授業中にこっそり「モスキート着信音」を鳴らし、教師が気づくかどうかを試す遊びがはやり始めている。まさしく“大人の知らない世界”を満喫しているのだ。

 日本では「モスキート音」自体がなじみのない存在。コンビニ大手のセブン−イレブン・ジャパンは「効果や売り上げへの影響が不明なので、導入予定はない。他社を含めても設置例は聞いたことがない」。NTTドコモも「興味深い話ですが、今のところ着信音の商品開発の予定はない」という。とはいえ、音にも流行にも敏感な若者の世界だけに、日本上陸も近い!?

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 この着信音は日本でも流行りますね。不快音でゆったりしたリズムを刻むことができれば最高なのですが。DTMか何かでうまいこと編集できれば。

 Quirky!!NewsReports;さんのところで、その着信音のmp3をダウンロードできます。あなたはまだ高周波を聞き取れますか?

関連:■“撃退音”アラカルト
★ネズミ
人間に聞こえない高周波数の超音波を発する撃退装置が普及し、飲食店や食料品店などに設置されている。ごくまれに敏感な人が不快になることもある

★クジラ
衝突事故を回避するため、高速船などにはクジラが嫌がる音を発するアンダーウォータースピーカーと呼ばれる機器が設置されている。クジラも種類によって嫌がる音が違うため、効果は微妙との声も

★アオコ
水戸市中心部の千波湖などでは、はびこるアオコを水中に発生させた超音波で細胞破壊する水質浄化法が実施され、効果を上げた

 また、vectorに「デジタル蚊取り線香」なるものがあります。
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posted by さじ at 06:06 | Comment(2) | TrackBack(0) | 耳鼻
この記事へのコメント
聞こえました。俺も若いんだな
Posted by 台風100号 at 2006年06月17日 01:02
こんばんは。まだまだ現役でイケますね!w
Posted by さじ at 2006年06月18日 22:53
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