オーブンでじっくりとローストした野菜は健康によいとされているが、ローストすることで野菜の酸性度は炭酸飲料と同じレベルになり、これを多量に摂取すると歯を傷める率も高まるという研究結果が報告された。
ダンディー大学歯科学部のグレアム・チャドウィック教授が発表した研究調査では、ローストした野菜と煮込んだ野菜をアルカリ性の液体につけ、その液が中性になるまでアルカリ性の液体の量を調節していった結果、ローストした野菜では煮込んだ野菜よりも多量のアルカリ液が必要となったことから、ローストした野菜の酸性度が煮込んだものより高いと判明。
英国の菜食主義者に人気のラタトゥイユ(通常は野菜をハーブなどと共に鍋で煮込む南仏料理)も、オーブンでローストしてから煮込んだ場合、その酸性度は炭酸飲料と同レベルになるとされる。ローストした方がおいしいと感じるのは、酸度が高くなるためで、このヒケツを既につかんで実践しているプロのシェフは少なくないという。
チャドウィック博士はさらに、野菜そのものは肥満やガンの罹患リスクを低くし、健康によいのは明らかだが、歯の健康を考えた場合、野菜はローストするよりも煮込んだ方が、酸度が低くなると指摘。
ローストすることで最も酸度が上がりやすい野菜は緑色のピーマン、ズッキーニやナス。タマネギとトマトはどちらの調理法でもさほど変化はなかったという。
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なんか実験内容が微妙ですが…。