香川県丸亀市の県立飯山高でこのほど、「フリーター・ニートになる前に受けたい授業」があり、総合学科の1年生160人が、進路や将来について考えを深めた。
授業では船橋情報ビジネス専門学校(千葉県)の企画広報室長、鳥居徹也さんが講演。フリーターと正社員では生涯賃金の差が約2億円になることや、健康保険に加入しないで病気になると膨大な医療費がかかることなど、具体例を挙げながらフリーター生活の実態を説明した。生徒たちは「えー」と声を上げながら驚いた様子で興味深そうに聞き入っていた。
鳥居さんは「フリーターにならないためには、自分の心の支えとなる『メンター』を見つけることが大切。友人、先生のほか、アニメや映画の主人公でもいい。家族以外の精神的指導者を探して下さい」と力説。人気アニメ「ドラえもん」の映像を見せながら、主人公・のび太がメンターであるドラえもんとの別れを通して自立していく過程を解説した。
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この精神的指導者というのはとても大切な概念ですね。親と子の関係だけだと、親がダメだった場合に、子の修正が効かなくなります。冷えた心を再燃させてくれるような、熱いサポート役が必要なのです。
ドラえもん、特に原作マンガではその端々に「メンター」としての指針提示をしてくれています。子供のころから読めば無意識のうちに精神的指導者としてのキャラクターを確立していくのかもしれません。一家に1セット、ドラえもん全45巻大好評発売中。