アトピー性皮膚炎のかゆみを鎮静化する繊維をダイワボウノイ(本社・大阪市)が開発した。約100人にこの繊維で織った下着を着用してもらう臨床試験を実施したところ、8割以上の人に効果があった。
アトピー性皮膚炎では、かゆみに耐えられず皮膚をかくと、出血や細菌感染で皮膚の状態が悪化し、かゆみが増す悪循環が起きる。
同社は、信州大学などの研究成果をもとに、かゆみを悪化させるたんぱく質を壊す有機化合物「鉄フタロシアニン」で繊維を染色した。繊維に付着したダニアレルゲンやハウスダストなどを分解することが確かめられたという。
臨床試験では、患者に下着を夜間着用してもらい、かゆみの程度を尋ねたほか、医師がひっかき傷などを調べ、効果を判定した。着用していない場合は「かかないと眠れない」という患者も、着用すると「かかなくても眠れる」程度に改善することが分かった。
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これは売れる…。つーか鉄フタロシアニンSugeeeeeeeeee!!かゆみさえ抑えられればもしかしたら…という希望もありますもんね。なんかテレビで、昔アトピーだったアイドルが、「子供のころは寝るとき掻かないように、父親に手を縛られた」と言っているエピソードを見たことがあります。そうやって治ることもあるんでしょう。しかし子供にとっては、地獄の苦しみです。
そしてアトピーというと毎回この記事を思い出します。
Walkin' Around
免疫のメカニズムは未だ解明されていませんが、親の愛によって変わることも、医学的にはありうることなのです。
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