岡山大病院(岡山市)で26日に脳死肺移植手術を受けた40歳代の女性患者が27日午後6時39分、死亡した。移植肺が十分に機能せず、手術後から人工肺を使っていた。45例目の脳死臓器移植手術だった。日本臓器移植ネットワークのホームページによると脳死肺移植は28例目で死亡は9人目。
岡山大によると、患者は心臓に穴が開き、肺への血流が増えるアイゼンメンジャー症候群。執刀した伊達洋至教授(呼吸器外科)によると、手術は26日午前6時に始まり、元の肺と周辺組織の癒着がひどく、摘出に時間がかかった。約11時間20分で手術を終えたが、移植肺に血液が流れない状態が長引いたため機能が低下し、癒着部分の出血も続いていた
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続報です。お悔やみを申し上げます。
肺移植に失敗。肺の癒着が強く出血が止まらず
正直、移植による失敗というより、アイゼンメンゲル症候群そのものが悪化しすぎていたせいでしょう。移植という手段をあまり使えない日本では、悪化しすぎていないと移植に踏み切れない(そうしないと失敗したときに大学病院が世論に叩かれる)というのもありますし、移植数が少なすぎて移植手術を行えなかったというのもあるでしょう。
何にせよ、これは脳死、そして移植を快く思っていない日本の風土の問題だと思います。自分がこういった難病におかされなければ、移植の必要性がわからない国民性なんでしょうかね。
「アイゼンメンゲル症候群」はダウン症のお子さんなどの合併症事例で、悪化させないアドバイスとして紹介に見聞しますが......。
肺機能により心臓の左右の血圧値に異常招き、心不全に至る症状はネット上で読めますが、わからぬ点多くて、少々教えてもらえませんか?
・年令(幼い・若い・高齢)に関係なく症状として発症するのでしょうか?
・その状態になり始めには、当人には自覚症状として、どんな感覚が伴うのでしょう?
「先天性疾患が原因で起こるもの」で、ダウン症のお子さんや他、先天性の諸問題から、合併症的に伴う説明読むケース多い理由、特に良くわかりました。
移植による肺胞の機能回復もそうですが、血中酸素に上手く気化成分の混合化できないと、いくら酸素を取り込めても機能していると言えない点にも、術前と術後の問題に難しいのでしょうね。