県立医大(和歌山市紀三井寺)の生涯研修・地域医療支援センターで、高齢者の運動の大切さなどを説く一般向けの公開講座があり、約40人が足の筋力を鍛えるエクササイズに実際に取り組むなどした。
和歌山大の本山貢教授が講師で、「65歳からの運動、歩行の実践」と題し、介護の現状や歩く際の筋肉のメカニズム、楽しく続けられる運動の仕方などを紹介。「動かせる体を維持するのが大切」と訴えた。
年を取ると、わずかな段差でもつまずくことが多くなる。本山教授は原因について「ひざを持ち上げる筋力が弱り、腰の位置も動かず、歩幅も小さくなる」と説明。体の内部にあって実感しにくい「大腰筋」などを鍛える必要があるという。
ゆっくり足を持ち上げ、降ろすことを、音楽に合わせたりしながら、リズミカルに繰り返す運動を紹介。本山教授は「特別な器具を使わず、大勢で一緒に取り組むことができるのが、長く続ける上で大切」と話す。運動を6、7回繰り返した時点で、どんな年齢、体力の人でも足に「少しきつい」負荷を感じるようになる。筋肉をゆっくり動かすことで、筋肉が適度に壊れ、少しずつ筋肉が強く、太くなっていくという。
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高齢者はどうしても筋力が衰えてしまいますからね。局所的なエクササイズで補うのが一番のようです。
大腰筋トレーニングには踏み台昇降が効くようです。
参考:オバサン体系克服法