ジョンソン・エンド・ジョンソン(本社=東京都千代田区)がこのほど実施した動脈硬化に関する意識調査によると、「心臓」や「頭」以外の「足」や「首」に動脈硬化が起こることを知っている人は全体の約3割で、「腎臓」は1割未満にとどまった。また、「高血圧」や「肥満」など動脈硬化の危険因子を一つでも持っている人は6割以上だった。
調査は昨年12月上旬、国内の40−70歳代の男女800人を対象に、インターネット上で実施。
調査結果によると、動脈硬化が起こる部位として知っているのは(複数回答)、「心臓」86.9%、「頭」77.6%だったのに対し、それ以外では「足」32.1%、「首」29.8%、「腹部」17.1%、「腎臓」8.9%と低い水準となった。
また、動脈硬化の危険因子の中で自分自身に当てはまるものを聞いたところ(複数回答)、「高血圧」が30.4%で最も多く、以下は「肥満」(24.1%)、「脂質異常症」(18.1%)、「喫煙習慣がある」(15.6%)の順。これらの危険因子を一つでも持っている人は64.5%(516人)となった。
さらに、この516人に足の冷えや痺れといった閉塞性動脈硬化症(足に起こる動脈硬化)の特徴的な症状を感じたことがあるかと聞いたところ、42.2%が「ある」と回答。このうち、47.7%が「病院に行くような症状ではないと思うから」などの理由で、病院を受診しなかった。
一方、病院に行ったと回答した人に、どの診療科を受診したかを聞いたところ(複数回答)、「整形外科」が25.2%で最も多く、次いで「内科」が22.0%となり、適切な診療科である「循環器内科」や「血管外科」を選んだ人はそれぞれ9.6%、1.8%だった。
血管の硬化というとやはり心臓、脳血管がメジャーです。一発で命取りになる可能性があるからですかね。
でも腎動脈の硬化も、怖いんですわ。
まあどこの血管でも怖いんですけども、腎動脈も「大血管」の1つでして、ここが硬化して腎臓に負担でもかかろうものなら。