2006年05月18日

性同一性障害の小2男児を、女子生徒として受け入れる

<兵庫>性同一性障害 小2男児を女子として受入れ

 兵庫県内の小学校2年の男子児童が、心と体の性が一致しない「性同一性障害」と診断され女子児童として学校に通っていることがわかりました。低学年の児童がこうした形で受け入れられるのは異例のことです。

 関係者によりますと、この児童は、県内の小学校に通う2年生の男子児童(7)で、1歳の頃からスカートを好むなどの様子を見せたため、家族が専門医に診せたところ、「性同一性障害」と診断されました。男子児童の家族から、去年、小学校入学に際し、「女子児童として受け入れてもらえないか」との相談を受け、学校側が検討した結果、女子児童としての受け入れを決めたということです。男子児童は、現在、女子児童として学校に通い、トイレや身体測定も女子児童として生活しているということです。

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 奇妙だ、と思うかもしれませんが、これが正しい対応なのです。この子にとって幸せだったのは、理解力のある親と、対応力のある学校に恵まれていたということでしょう。

 性同一性障害は先天的なものです。胎児の段階でのホルモン異常(この場合男性なので、アンドロゲン不足によって心(脳)が女性化したものと思われます)によって引き起こされ、その場合無理やり心を男性化しようとすると本人にとっては苦痛極まりなく、そして何より、治る可能性は0です。

 このように、身体を心に合わせるのが一番良いのです。日本ではまだまだ認知度が少ないので、この子に対して中傷がないか心配なのですが(例えばこの子の友人(女児)の親が奇異な目で見るとか。こういった差別が最も傷つけますからね)


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posted by さじ at 16:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 精神
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