英国で11歳で妊娠した少女が英国最年少の母親になろうとしている。少女は妊娠8か月であるにもかかわらず1日にタバコを20本吸っている。友人達と飲みにいった夜15歳の少年と関係を持ち初体験で妊娠した。15歳の少年は強姦罪で告訴されており、7月10日のエジンバラの州裁判所で裁判が行われる予定。
彼女の34歳の母親は8か月前に出産したばかり。彼女は娘を「誇りに思う」と語る。来月子供が誕生する頃には彼女は12歳と8か月になる。1997年最年少で母親になったジェニー・ティーグは出産時12歳9か月だった。
彼女はいう。「はじめてだったから妊娠するなんて思わなかった。けど母親になるのが本当に楽しみよ。」「赤ちゃんを水泳に連れていったりベビーカーで散歩するのが待ちきれないわ。弟たちの世話をいっぱいしてきたからやっていけると思う。」「ほ乳びんでミルクをやるやり方も知ってるし、おむつも変えられる。けど赤ちゃんが病気になったらパニックになって泣いちゃうし、お風呂に入れるのは恐くていやだわ。」「必要なときはママが助けてくれるから安心よ」
妊娠の疑いをもって彼女は3回病院を訪れたが結果は毎回陰性だった。彼女が妊娠を知ったのはスーパーで自宅検査用のキットを買った時だった。キットに妊娠を示す2本の青線が現れ、親戚の女性に母親へ伝えてくれるよう懇願した。喧嘩がもとで中等学校1年で停学になった彼女は「ママが何て言うか不安だったし、妊娠したことは恐かった」という。
「中絶は信用できないからいやだった。」「私もママも気が動転してしまったの。特にママは赤ちゃんを産んだばかりだったから。口論をして部屋に閉じこもり、友達のところへ逃げ込んだの。」「大変だったけどそれがもとで私とママの距離は近づいたからよかったわ。何があってもママはそばにいてくれるとわかったから私は子供を産むといったの。」「ソーシャルワーカーは中絶を勧めたけど、それだけはできなかったわ。」
肩までの長さの暗い色の髪をしたこの少女は9歳で喫煙を始め、10歳でトニック・ワインやウォッカのカクテルを飲み始めた。彼女はタバコが産まれてくる子供に悪影響を及ぼすことはないという。「タバコはいつでもやめられるけど、妊娠に影響はないみたい。」
何年か前に両親が離婚したこの少女は男の子がほしいといい、名前はレオにするという。彼女は今地元のコミュニティセンターで教育を受けているが、いつかは学校に戻らなければならない。「ママが赤ん坊の面倒をみてくれるっていうから学校には戻れるわ。卒業したらどうするかはわからない。前は保育園の補助教員になりたかったけど、もうどうなるかわからないわ。」
彼女の母親はいう。「娘のことは全然恥じていません。むしろ子供を育てるなんて誇らしく思うわ。」「娘が他人に何を言われるか心配なのはわかってます。けど胸を張って出歩いていいのよ。」「最初はおばあちゃんになるなんてあまり嬉しくなかったけど、もう慣れました。もう一人赤ちゃんが増えるのを楽しみにしています。」
スコットランドの保守派はこのニュースを受け、社会と家庭が一体となってセックスに対する態度を改めていくべきだと呼びかけている。(the Daily Mail)
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この記事を読んでいるうちに「これは人格障害だな」と思い、「ということは彼女の両親に何か問題があったはず…」と、今か今かと待ち受けていたところに、ジャーン!何年か前に離婚ー!みたいな、ね。典型的すぎて呆れてしまいました。
こういう子供の場合、親に原因があるわけですが、いやぁ、凄い親ですね。娘の喫煙に対し何も言わないとは。さすがです。
こうなると、この少女の子供をどうやって育てていくかが鍵になるでしょう。第三者が介入して適切なケアをしない限り、また同じように障害を持った子供が生まれてくるでしょう。虐待の連鎖と同様です。しかしこれがなかなか難しい。何しろ少女もその母親も、自分たちの常識がおかしいだなんて微塵も思っていないわけですからね。
子供を産む年齢は文化により様々でしょうが、現代の文化の中で学ばなければならないことが増えた結果、15歳前後まで社会的に成熟できなくなっていることは周知の事実。社会システムもそういう低年齢の妊婦をサポートできないし、だからこそ虐待も起こるわけで。上のコメントの方は完全に論点がずれていますね。途上国の低年齢妊娠も文化的なものだけではなく、貧困による女性の不幸な生い立ちが影響していることもよく知られています。もちろん先進国の常識を押しつける姿勢は欧米人の方がひどいので、それに賛成するわけにはいきませんがね。
人類の常識…?それはすなわち「動物としての常識」に他ならないと思うのですが。必要とされるのは「社会における常識」であり、それは100年で大きく変動するものだと思います。
>>英国よりさん
なるほど。公的ケアが逆に裏目に出ているとは。「生活保護があるから働かないことへの不安が減る」ようなものでしょうね。自由を履き違えた結果、母親は妙なところへ行き着いてしまったんでしょう。ですがその終着駅に子供を巻き添えにしないでほしいものです(そうしないためにも、第三者のサポートが必要になってくるのですが。連鎖の鎖を断ち切れるのは第三者だけだと思います)
言ってしまえば母親は加害者であり被害者である。娘を自身と同じように育ててしまった「加害者」であり、社会の犠牲になった「被害者」でもある、そう感じます。閉鎖的なコミュニティになってしまった英国の「社会」が、それに対処しようと機能することで、娘の子供を助けることができるんじゃないでしょうか。
まとまりなくてすみません(ちょっと酔ってます)
余談ですが、煙草と早産率の関係です
1日喫煙本数5本以上…早産率7%
1日喫煙本数6〜10本…11%
1日喫煙本数11〜20本…13%
1日喫煙本数21〜30本…25%
1日喫煙本数31本以上…33%
そうですよね、この子供に必要なのは非難ではなくケアだと思います。
ところで日本政府は教育改革として英国式教育を手本にしようとしています。(小学校の学校間競争など)
英国は教育においては失敗した国と評価されるのが、教育界の常識で、世界的にも教育後進国の烙印を押されており、日本の教育の方が格が上であるにもかかわらずです。
義務教育における学校選択制は学校間格差を増大させ、それはすなわち格差の固定化に直結します。それが見事に現れているのが英国です。
日本でもこの制度は導入されようとしており、他人事ではありません。
「赤ちゃんが病気になったらパニックになって泣いちゃうし、お風呂に入れるのは恐くていやだわ。」→生まれてくる命はおままごとではありません。楽しいことだけやって怖いことは「必要なときはママが助けてくれるから安心よ」だなんて、なんて無責任。。。
日本でも「コドモのコドモ」という映画が上映されるといいますが、何かが間違ってると思います。
去年あたりに日本では、世界の風潮や偽善者におされて「児童ポルノ法」の改正案なんか出されましたが(結局成立までいきませんでしたが)・・・
その外国がこんなんじゃ・・・日本に規制の強化を求められる立場ではないでしょう
ま、かわいそうなのはやっちゃった少年ですな
また計画出産にも反対です 避妊は慎むべきだと思います
避妊とは・・・本来できているべき命が奪われているのと同じだと思います