茨城県や千葉県で4月下旬から大型連休明けにかけて、はしか(麻疹(ましん))の集団感染が発生し、国立感染症研究所感染症情報センターは、連休中に全国に広まった可能性があることから、ワクチン未接種者に接種を呼びかけるなどの緊急情報を出した。
同センターによると、茨城県では、4月から今月8日までに同県南部の小学校1校と中・高等学校1校の2校で計64人の患者が発生し、13人が入院した。千葉県の高校1校でも、9日までに6人の患者が発生した。
はしかは空気感染し、潜伏期間は10〜12日。連休中に、人の移動で感染が広まり、今週以降、全国で発症者が増える恐れがあるという。
「はしかワクチン」の定期接種は、単独接種から今年4月以降、風疹(ふうしん)ワクチンとの混合で、1歳と小学校入学前1年間の計2回接種に変更になった。同センターによると、5〜10%はワクチン未接種で、はしかにかかった経験もないため、感染の可能性がある。はしかは5年おきに流行しやすく、今年は、約3万4000人の患者が報告された2001年から5年目。
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日本は、何故かワクチン接種率が低い。そのため毎年集団感染などを起こしています。対するアメリカは予防接種が徹底しており、麻疹にかかる人がほとんどいません。先進国なのに予防を徹底しない日本の現状を見て、アメリカ人は「日本人が麻疹を輸入している」と非難するほどです。
麻疹は、患者のほとんどがワクチン未接種です。自分が打ったことあるかどうか、確認しておくと良いでしょう(血液検査で麻疹の抗体があれば成人になってもまず大丈夫です)
もしないようでしたら早急なワクチン接種を。麻疹は成人になってから感染すると非常に危険です。肺炎や脳炎を合併し、死に至ることもあります。
麻疹の症状に関してはここを参照して下さい。前駆期に現れるコプリック斑が決め手となります。
流行の兆候を可能な限り早くつかむため、患者を診察した医師が自主的に情報を書き込むネット上のデータベースを新設した。
参考:データベース