キノコの一種アガリクスから作った健康食品をがんに効くと書籍で不正に宣伝したとして、薬事法違反(未承認医薬品の広告禁止)の罪に問われた出版社「史輝出版」(東京都港区)に対する判決が8日、東京地裁であった。
柴田誠裁判官は「書籍の内容に科学的根拠はなく、がん患者の弱みにつけ込んだ卑劣な行為」と述べ、求刑通り罰金200万円を言い渡した。
判決によると、同社は2001年から05年にかけ、都内の健康食品会社が販売していたアガリクスの健康食品について、「確実にがんを消滅させる」「がん抑止率100%」などと宣伝する書籍を販売した。
社長の瀬川博美被告(52)も同罪で起訴され、6月に初公判が行われる。
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がん抑止率100%とはまた思い切った記述