秋葉原発のタレントがメディアをにぎわせているが、彼女はいわば「元祖アキバ系女王」。アキバでの路上ライブを振り出しにメジャーデビューし、声優に歌手、作詞、作曲、ラジオ出演にライター稼業とマルチな仕事をこなしている。
ショルダーキーボードを肩に、歌って踊る今の姿からは想像し難いが、幼少時は強いぜんそく持ちの虚弱児。小学校4年のころ、歌好きの彼女に父親がレーザーディスクのカラオケセットを買ってくれた。最初は苦しくて一曲も歌えなかったが、歌い続けるうちにだんだん何曲でも続けて歌えるようになり、気がついたらぜんそくを克服していた。
食べ物アレルギーもあって、ケーキがダメ。スイーツを食べながらの女子会の会話にあこがれたが、その輪の中には入れなかった。「なんで自分だけ人と違うの」。人に言えないそんなコンプレックスを、受け入れてくれた場所がアキバだった。
最近は海外で開かれるアニメコンベンションに、よく招かれる。海外のオタクに会うと必ず言われるのが「一生に一度でいいからアキバに行ってみたい」。
メキシコでは、メード服姿の女の子が、彼女が作った曲「ワンダーモモーイ」を、日本語で歌って踊ってみせてくれた。「好きなアニメの題名を言うだけで、すぐに世界中の人と仲良くなれる。オタクは、本当に世界の共通言語なんです」
私も水泳で喘息を克服したタイプですけれど、幼少期なら鍛えられるんですかね。気管の狭窄を補うような、肺活量を身に付けると、症状は緩和されるでしょうし。成長期だったのも相まっているのかもしれませんけれども。
桃井はるこさんといえば、医療系ソングとして「愛のメディスン」がありますね。