2006年04月28日

川崎病ではなく髄膜炎だった→障害残って訴訟に in多治見病院

誤診で投薬遅れ重度の障害、1億8千万円の賠償命令

 岐阜県立多治見病院で治療を受けた二男(5)に寝たきりになるなどの重い障害が残ったのは、担当医が診断を誤り、適切な治療をしなかったためだとして、岐阜県内の両親らが岐阜県と小児科部長を相手に、総額約1億9300万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が27日、名古屋地裁であった。

 佐久間邦夫裁判長(加藤幸雄裁判長代読)は「医師らが必要な検査をせず、適切な措置を怠った」として原告の訴えを認め、県と小児科部長に計約1億8000万円の支払いを命じた。

 判決によると、長男は1歳1か月だった2001年12月18日、高熱を出し、同病院の救急外来で受診。翌19日に入院し、小児科部長らによる治療を受けた。部長らは、原因不明の「川崎病」と診断し投薬した。

 熱が下がらないため、同月30日になって検査したところ、細菌性髄膜炎であることが分かり、抗生剤を投与した。症状は回復したが、脳障害で手足が動かないなど重度の後遺症が残った

 原告側は「当初から髄膜炎を疑い、適切な検査を実施して投薬していれば、後遺症は残らなかった」と主張。被告側は「髄膜炎は、川崎病の後に突然発症した。適切な治療はした」と反論していた。

 判決は「医師らは、嘔吐などの症状から当初から髄膜炎を疑うべきで、血液、髄液検査を行う注意義務を怠った」と述べた。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

 これは今までの医療訴訟とは異なって、「医療ミス」ではなく「誤診」ですね。

 誤診で損害賠償を請求されるというのは、医者側にとっては厳しすぎる気がするのですが。小児科部長が最初に診断した「川崎病」は幼児に起こりますし、高熱も出ます。川崎病は原因不明なんです。おそらく川崎病に似た所見だったのではないでしょうか。でも髄膜炎でした、というだけで。もしかしたら途中から髄膜炎になったのかもしれません。入院期間が10日もあるわけですし…。

 裁判官は教科書的な判断を下しているのではないでしょうか。医療についてほとんど何も知らないであろう裁判官が、誤診かどうかを問うなんておかしな話じゃないですかねぇ。
広告
posted by さじ at 01:03 | Comment(12) | TrackBack(0) | 感染
この記事へのコメント
じゃあ自分の子が後遺症残ったら平気でいれますか?10日間も病院にいたのに。
あなたこそ被害にあった家族の気持ち分かってないですよね?
医師は多方面から診察するべきです。
突然すみませんでした。ただ黙って見てられなかったので・・・お邪魔しました。
Posted by カシ at 2008年05月14日 08:59
それは感情論じゃ
Posted by   at 2008年05月14日 21:32
>それは感情論じゃ
だから訴えられるんだよ。

「デブと言われて傷ついた」→PTSD→民事有罪。
こんな判例たくさんあるじゃん。精神科医に頼めばなんでもPTSD。
裁判なんて感情論じゃん。今まで医者がのんきだっただけ。裁判官は人事にひびくから、うるさい原告には弱いんだよ。
Posted by at 2008年05月15日 17:06
裁判が感情論なら、そんな判例を下している裁判官が悪いだけじゃん。
Posted by   at 2008年05月15日 23:18
この前、元裁判官が暴露本だしてたじゃん。裁判官が悪いっていうよりも、司法制度改革をしないとね。裁判官にも「こころの相談室」があるんだとさ。裁判員制度より、もっとやることあるのになあ。
Posted by at 2008年05月16日 16:11
ネットで横行、患者中傷 医療事故被害者が標的に
http://www.sanin-chuo.co.jp/newspack/modules/news/article.php?storyid=912193009

医療事故で亡くなった患者や家族らを中傷する内容の書き込みがインターネット上で横行しているとして、事故被害者の遺族らが18日までに、実態把握や防止策の検討に乗り出した。悪質な事例については、刑事告訴も辞さない方針だ。


ほれ、言わんこっちゃない。
さじさんよ、書きっぱなしはよくないぞ。別にあおってる訳でも、非難しているわけでもないんだけどさ。この程度じゃ中傷ではないだろうし。でも、なんかやりきれんのよ。

少なくとも、さじさんは、カシさんを傷つけたんだよ。カシさんにコメントつけてあげなはれ。それが「伝える」ってことじゃないん?
Posted by at 2008年05月19日 09:29
書きっぱなしがいかんとは私も思いますけれど
傷つけた、と言われても、「後遺症が残って平気でいられるのか」なんて問いに何と答えたらよいのでしょう?

そんなん、いいわけないに決まっていて、それに対して「それみたことか。家族の気持ちが分かってない」と書かれて、私は「そういうレベルの話をしているのではない」と答え、堂々巡りが始まるのでは?

勿論、医師が全力を尽くすべきだとは思いますし、被害にあった方々を中傷するなど、それこそ免許剥奪モノだとは思います。けれど、近年の医療裁判は裁判官まで感情論を用いて判決を下しているのではないか?と思うほど不可思議なものばかりです。私は司法が公正な判決を下しているのかを説いたのであって、何故それを主張しただけで「家族の気持ちが分からない人」というレッテルを貼られなければならないのかなぁ、と。
Posted by さじ at 2008年05月19日 22:26
ああ、私も非難する気持ちがあって言ったりしているわけではないですよ。
ただ、病院にいる、患者さんには何も言えない医療従事者と違って、正しいと思っていること、言いたいことを言っているだけなので。
口調は強かったかもしれませんけれど、何が言いたいか伝われば幸いです。
Posted by さじ at 2008年05月19日 22:55
さじさんは、このすれ違い、どう思う?
あなたにとって悪意がなくても、カシさんには大きな打撃になっただろうね。お子さんのこと、ずっと心の傷なんだよ。きっと今でも。ここに書き込むの、勇気がいるもの。

例えば、PTSDの問題ってこういうことだと思う。このやり取りがひっかかっていたんだ。

悪意がない言葉に、一番傷ついたりするだろ。




Posted by PTSDの問題 at 2008年06月29日 10:46
・・・?
正直良く分かりません。
悪意がない言葉に傷つくのは分かりますが、それと「正しいと思うことを主張すること」、「PTSD問題」が何故線になるのかが分かりません。

PTSD問題って「こういうこと」って、どういうことでしょうか。「こんなことで傷つくはずないだろと声高に主張している」ってことですか?
Posted by さじ at 2008年06月29日 22:16
無限責任を押し付ける課題でない、川崎病から随膜炎は起こりうるデータは存在致します提示及び説明が欠落した事に及んだ誤解を招いた結果に説明能力義務の過失が発生致し、この訴訟に及んだ根本です同じ過ちを繰り返す事なき対策案と対処を、そこには厳格に以後対処する責任は医者の義務に、そして誤解を患者にさせない事です、そして何より我が子を可愛い愛する親の気持ちを粗末に希薄さに考えてはなりません全ての人に
Posted by みか at 2010年10月04日 01:53
川崎病って診断して血液検査してないってどんだけヘボい病院なんですかねぇ……
子供、5ヶ月で川崎病に罹患しましたけど、5才になるまでの間に何度採血されたことか。
採血ついでに血液型とアレルギー検査と予防接種(B肝)の免疫検査もしてもらいましたけどね。
Posted by at 2015年04月14日 09:54
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック