茨城県日立市の多賀総合病院で入院中に腸が壊死して死亡した同市内の女性(当時59歳)の遺族が、病院を経営している日立製作所(東京都千代田区)に、約5400万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が27日、東京地裁であった。
金井康雄裁判長は「医師は必要な検査を怠った」として2800万円の賠償を命じた。
判決によると、女性は2003年4月3日、脳こうそくを患った後のリハビリ目的で同病院に入院。同月30日、腹部の動脈が詰まり、女性が腹痛を訴えたが、医師は動脈が詰まっていることに気付かず、女性は5月3日に死亡した。
病院側は過失と死亡に因果関係がないと主張したが、判決は「適切な検査をして治療すれば、早期に死亡することはなかった」と判断した。
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うーん・・・。適切な検査というのが一体どのレベルなのかという話ですが、どうもこういう判決がまかり通ってしまうと検査漬けとそれに伴う医療費の増大が起こってしまうような。
別に医療費が増えるのは個人的には構わないのですが、それならそれで患者になりうる国民が自民党に進言しないと。公共事業なくして医療費増やせーって。