「メメント」や「博士が愛した数式」など、記憶を失ってしまうことに対して人がどう対処するのかを描いたフィクションはいくつもあるが、そのような状況下におかれた元エンジニアが実在する。
スコット・ド=ワシュレー氏は、10年前に交通事故にあって以来1日しか記憶が持続せずそれを補完するためにさまざまな機械(トーストにメモをプリントするトースターだとか)を製作し続けている。しかし次の日には彼は何を作っていたか忘れてしまうし、機械のほとんどは未完成のまま放置されるという。
ド=ワシュレー氏は4月に来日し、秋葉原で購入した電子部品でいくつかの機械を(いつものように)製作している。それらの機械は5月7日まで、代官山ART FRONT GALLERYにて「アートとして」展示中であるとのこと。「いつからハゲなんだろう」と題された展示会は、興味深くももの悲しい。
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「博士の愛した数式」では、覚えるべきことを忘れないよう服にメモを、物語のラストから10分ごとに巻き戻される形で作られた映画「メメント」では身体に刺青を、そして、ド=ワシュレー氏は自身が創った機械に覚えさせようとしました。
外傷によって記憶障害となる人は稀にいます。外傷でなくても、突然倒れて、意識を取り戻したら記憶できなくなっていたという大学生も存在します。
スコット=ド・ワシュレー来日展 ―いつからハゲなんだろう
そのSlashdotの記事のコメントをご覧ください。
サイトのほうがしっかりしているだけにネタのことはないと思っていたのですが…サイト全体が釣りなんでしょうか。
しかし、久しぶりに釣られたなぁ…