アメリカ・オレゴン州で、頭痛を訴え、病院に行った33歳の男性の頭蓋骨から12本のくぎが見つかった。
この男性は2005年、覚せい剤を服用し、およそ3〜5cmのくぎを1本ずつ、「ネイルガン」というくぎ打ち機で自らの頭に打ち込み、自殺を図った。担当した医師は「脳幹に刺さる直前にくぎがあるんです」と話した。
12本のくぎは、右目と耳の間に6本、右目の下に2本、頭の左側に4本あり、中には、主要な血管や生体機能をつかさどる脳幹付近まで達しているものもあったが、その直前で止まっていたため、死を免れたという。ドリルやペンチを使ってくぎを1本1本摘出するという大がかりな手術が無事成功し、男性は、後遺症もなく、通常の生活に戻っているという。