日本産科婦人科学会(武谷雄二理事長)は、これまで認めてこなかった事実婚カップルへの体外受精を、容認することを決めた。
これまでは体外受精を行う医師が、戸籍でカップルの婚姻関係を確認していたが、夫婦別姓など事実婚カップルの増加という社会構造の変化に対応して、会告(指針)を22日に改訂、戸籍での確認を不要とした。
事実婚カップルが、社会通念上の夫婦関係にあると自ら判断している場合に、体外受精の機会を提供しないのは倫理上の問題を生ずるとして、「硬直的に原則の順守に固執しない」と決めた。
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おおお。これは結構革新的かも。体外受精などの技術は何かと倫理面を考慮しがちですが、果たして吉とでるか。
まぁ医療ってもんは、国民の望む声が大きければやったほうがいいとは思うのですが(選択肢が増えることは結構なことです)、社会的に考えた場合の危惧も当然ありますよね。いかに妥協しつつ、「今を生きる人たちをいかに満足させていくか」が医療の線引きに繋がると思うんで、押すところは押してもらいたいものです。