八尾市の小学校で、複数の児童の頭髪にシラミがわき、校内頭髪検査が実施されていたことが分かった。17日までに同市は特別な通知などはしておらず静観している。激しいかゆみによる児童の学習能力の低下や伝染病を媒介する恐れもあり、注意が求められる。
同市によると、シラミが確認されたのは現在1校のみ。昨年9月ごろからかゆみを訴える児童が出始めた。数人単位で感染していったらしく、今年1月、児童全員の頭髪検査をした。感染した人数や終息状況などは明らかにされていないが、「人権上の配慮」などを理由に注意喚起の広報などはしなかったという。
同市ではシラミ発生などの事実を認めた上で、シラミ保有児童と保護者に対して、医師や薬剤師の指導を受け駆除薬を使用する▽丹念に洗髪する▽目の細かいクシで髪をすく▽家庭内を清潔にする――などの留意点を挙げて指導したという。
小学校では夏場、プール授業が始まる。シラミの成虫や卵が水面に浮いて頭髪へ付着するのを防ぐため、水をあふれるほど入れて絶えず入れ替えるなど、衛生管理の強化が求められる。
見つかったのはアタマジラミ。灰白色で、成虫は2〜3ミリ程度で卵は0・5ミリ程度の大きさ。71年にパウダー駆除薬のDDTが使用禁止になって以降、全国で再び増え始めたとみられるが、厚生労働省では「現在では発生、相談件数は統計としてまとめていない」という。
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結構増えてるみたいですね、シラミ。どちらかというとシラミは戦時中のものであるという意識があると思いますが、シラミは清潔にしていてもうつります。普通の食生活をしていても寄生虫に感染することがあるようなものです。
小さい子供にシラミがいる理由として、「適当に洗っている」ということが挙げられると思います。ですので毎日洗髪を心がけ、入念に洗うようにしましょう。
洗髪後は、ドライヤーで乾かしましょう。卵は熱に弱いので死滅させることができます。
その他、「髪を短くする」「寝具を清潔にする(シーツなどは熱湯処理)」などが挙げられます。
もしあれでしたら、薬局でパウダーを買いましょう。バルサンにも含まれている、フェノトリンという成分が人体に影響なく用いられます。
参考:アタマジラミ集団発生