2010年10月26日

自閉症は扁桃体の体積が大きくなることを東大病院が解明

自閉症、脳に小さい部分 遺伝子型で差

 自閉症の人は、他人との協調にかかわる脳の「下前頭回」という部分の体積が一般の人に比べて小さいとの研究結果を、山末英典東京大准教授らが14日、発表した。

 また自閉症と関連があるとされる遺伝子が特定の型の人は、人の感情の理解に関与する脳の「扁桃体」の体積が大きいことも分かった。

 山末准教授は「自閉症の原因や仕組み解明に脳の体積や遺伝子レベルで貢献し、新たな治療につながる可能性がある」としている。

 山末准教授らは、自閉症などの人と一般の人で、こめかみ付近にある下前頭回の体積を測定。自閉症の人は約20%小さく、特に下前頭回のうち脳の右側にある「弁蓋部」という部分の体積が小さいほど、他人とのコミュニケーションがうまくとれない傾向があった。

 山末准教授らは、自閉症と関連があるとされる「オキシトシン受容体」の遺伝子が、自閉症の人に多い型の場合、扁桃体が大きいことを突き止めた。



 自閉症に強い東大ならでは。

 精神科領域の疾患ではありますが、ほとんど神経内科的な問題になりつつあります。解明されれば治療法も確立できるか。
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posted by さじ at 00:30 | Comment(2) | TrackBack(0) | 精神
この記事へのコメント
タンパク質をうまく形成出来ない事に及びオキシトシン ホルモンの脳内濃度が低下する事に並んだ結果に、扁桃体の面積に累積する。生まれ持って備わった時期から発達して行く過程へと、相手を認識し記憶する能力に司るに至り情緒と社会生活を営む上でセロトニン受容体とドーパミン受容体へと関連性が深くなって行きますし、過去から逆算すると現在そして未来に向かう治療法への、新しい発見だと想定いたします。また私的な意見ですが、このようにして生まれた子供がイジメられたりでは悲しいですし、またサヴァン症候群とか極めて数少ない発達障害についても記載記事にて私成りに接点を併せ考えます
Posted by みか at 2010年10月26日 10:53
この人、どうして改行しないんですか?
Posted by どうして at 2010年10月26日 14:33
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