2006年04月17日

内部告発者を守れ!遺族らが立ち上がる。

“良心の医師”を守って 医療ミスで遺族らが会設立

 医療ミスを内部告発しようとする医師や看護師らを支援しようと、遺族や医師、弁護士らが15日、「医療の良心を守る市民の会」(永井裕之代表)を設立、都内で開いたシンポジウムに約300人が集まった。

 病院など組織の中では、医師がミスを患者や家族に伝えられずに悩んだり、内部告発をしたために嫌がらせを受けたりすることもあり、こうした医療従事者の支援態勢をつくるのが会の目的。被害者団体などと連携し、具体的な相談体制を今後検討する。

 医療事故で妻を亡くしている永井代表は、あいさつで「一番悲しいことは真実を語ってもらえなかったり、隠されたりすること。医療従事者と患者の間にある溝を少しずつでも埋めていきたい」と語った。

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 医療ミスを起こしたことより、やはりそれを隠すという体質は問題でしょう。人間誰でも「やってしまった」と思いますが、それを隠してしまうということは利己的なことですからね。

 内部告発は勇気のあることだと思います。匿名性が高まってきたようですが、やはり密室、ある程度までは特定できてしまいます。そこらへんをどうするかが今後の課題となっていくでしょう。


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posted by さじ at 01:57 | Comment(3) | TrackBack(0) | NEWS
この記事へのコメント
医療事故が起こっても、病院と和解していれば公表されないのですか?現場にいた看護師は心を痛めて辞めていきました。上司である師長はまだその病棟(手術室)で働いてます。公立病院も怖いですね。
Posted by at 2006年04月18日 11:28
「和解」の意味合いによってもかわってきますが、まぁ、公表されないことのほうが多いのではないでしょうか。例えば金銭を渡すから公にしないでくれ、とか。。。

現場で働いている者は良識を持ち合わせていればいるほど心に負担が寄ってしまいますよね。ううむ、なんとかしたい。
Posted by さじ at 2006年04月19日 08:51
医療ミス発覚後、担当医からの謝罪と治療方法の説明はあったものの、その医師だけの責任で治療がされた為、専門外の手当てがされませんでした。病院全体で連携して、『患者を助けよう!』とする仕組みを、心から希望します。

ミスにあった本人・家族へのカウンセラーがあったら・・・とも思います。遺族は一生、胸が張り裂けそうな苦しみと悲しみに、耐えて行かなければならないコトを、理解して頂きたい。

Posted by ONE at 2010年08月04日 00:17
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