2006年04月16日

奉仕している医療従事者が叩かれている日本に医療の明日はない

医師の過重労働で質疑 厚労相「好ましくない」

 衆院厚生労働委員会は14日午後、高齢者の負担増や入院日数の短縮で医療給付費を抑制する医療制度改革関連法案の質疑を続けた。

 民主党の山井和則氏が、小児救急医療に携わる医師が長時間の時間外労働など過酷な勤務を強いられていると追及したのに対し、川崎二郎厚労相は「長時間に及ぶ過重な労働は、診療の質を保つ観点から好ましくない」との認識を示した。

 共産党の高橋千鶴子氏は「今回の改革は、高齢者、長期療養患者にとっては負担増で、医療提供体制にとっては診療報酬、ベッド数削減で深刻な不安をもたらす」などと、政府案を批判した。社民党の阿部知子氏は、医療従事者の劣悪な労働環境に対する政府の対応を批判した。

 12日の質疑に民主、社民両党が欠席し、この日から正常化した委員会だが、一時は与党委員の退席が相次ぎ出席委員数が定足数を割り込み審議が10分程度中断。野党側が「とんでもない話だ」と反発する場面もあった。

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 ・・・。社民党のほうが正しい認識をしているってどうなのよ自民党。

 自民党が入院日数を下げたいのは、何故だと思います?彼らはよくアメリカの入院日数が少ないことを提示して、「日本は長いこと入院しすぎだから医療費が高くなってしまうんだ」と言います。もう馬鹿すぎて呆れかえってしまうご意見です。こういった法案を決めるときは医療従事者の声が必要なのに、頭の悪い政治家「のみ」で決めようとするから、こんな愚かなことを言い出すんです。

 アメリカで入院日数が少ないのは、自己負担額が異常に多いからです。1日の入院に何十万、何百万とかかります。つまりどういうことか?例えば盲腸の手術をします。アメリカでは次の日に退院することなどザラです。決してアメリカの医療が進んでいるからではありません。病院で盲腸の手術をする。自己負担額が莫大なので病院周辺のホテルに宿泊し、そこから病院に通院する。これがアメリカ医療の現状です。

 日本は、医療サービスの質が世界一だから入院日数が多いんです。それなのに政治家は、入院すればするほど病院側が損をするシステムを作ろうとしています。何故こんなに医療従事者が犠牲にならなければいけないのか、さっぱりわかりませんね。

 政治家としては医療費を税金で出したくないんです。そのお金をもっと公共事業と称する私的事業に費やしたいんです。地方からのリベートがほしいんです。そのために医者を悪者にしてきました。医者は不当に儲けていると宣伝し、医療費を削減しようとしています。そのためどこの病院も赤字になっています。それなのに公共事業は減りません。

 もしこのままいけば日本の医療は破綻します。しかも破綻を助長しているのは、マスコミに踊らされて「医者は不当に儲けている」と思っている国民です。国民は、無駄な道路を作る公共事業費と、健康を担う医療費と、どちらを税金で出してほしいんでしょうか?こう書けば「医療費だろ」と思えるかもしれませんが、国民の起こしている医者バッシングは、政治家たちの思うツボなのです。


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posted by さじ at 15:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | NEWS
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