俳優、坂口憲二(30)が10日、都内ホテルで行われた13日スタートのフジテレビ系ドラマ「医龍」(木曜後10・0)の制作発表で意外な役作りを明かした。坂口が演じるのは、バチスタ手術と呼ばれる超難度の外科手術に挑む天才外科医。縫合シーンを華麗に見せるため、2カ月前から取り組んだのは、何と“お裁縫”だった。イケメン坂口が背中を丸め?縫ったものとは…。
すでに始まっている撮影で、「基本的な手術シーンは全部自分の手でやっていますから」と坂口。ドラマの医療指導の医師のすすめで、当初は、本当の医師の卵と同じようにティッシュペーパーを縫ったそうだが、「何回やってもビリビリになっちゃった」。「(うまくいかず)へこんでしまうので、タオルで練習しました」と笑った。
同作は「ビッグコミックスペリオール」(小学館)に連載中の人気漫画。難民キャンプで世界レベルの医療チーム「チーム・メディカル・ドラゴン」を指揮していた朝田龍太郎(坂口)がさまざまな医療の問題にぶつかりながら、心臓の超難関手術・バチスタ手術の成功を目指す物語。
みるからに健康体の坂口は「病院に行かない」くち。そのため、同作の出演が決まってから約2カ月間、原作を何度も読み返したほか、実際の心臓外科手術を見学したり、医学書を読んだり、過去の医療ドラマを見るなど準備を重ねてきた。
また、わざと日焼けを濃くして「白衣とのコントラストをつけた」と自分なりの工夫もし、「でもまだ新入社員がスーツを着ているような感じ」と照れ笑いを浮かべた。 ドラマの見どころはリアルな手術シーンと並び、朝田が医師として患者のために志し高く闘う姿。坂口は「朝田が孤高の天才に見えれば。野球でいえば、慢心せず、常に高いところに目標をもっているイチロー選手のように」と力を込めていた。
★稲森いずみ「手術シーンが楽しい」
教授の椅子を狙う若き助教授・加藤晶役の稲森いずみ(34)は「手術シーンが珍しく、メスとか道具の使い方を覚えていくのが楽しい。血のりが顔に飛ぶシーンが印象的でした」と撮影の感想を語った。朝田と加藤の関係が気になるが、坂口は「原作に(恋愛は)ないですが、加藤さんは魅力的な女性なのでぜひ入れて欲しい」と冗談でオーダー。また、実年齢より年上の研修医を演じる小池徹平(20)は眼鏡をかけ、髪をセンターで分けて“いけてない”雰囲気にするなど役作りはバッチリ。共演は北村一輝(36)、水川あさみ(23)、佐々木蔵之介(38)、阿部サダヲ(35)、夏木マリ(53)、岸部一徳(59)。
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もう数年前にもなりますか、医龍第一巻を本屋で見かけたときは思わず衝動買いしてしまいました。「Team Medical Dragon」という名前はいささかダサいんじゃないかなぁとあまり期待していなかったんですが、これがもう、えらく面白い。それ以来ビックコミックスペリオールの連載のほうも毎回チェックしています。自信をもって人に薦められる漫画No.1です。
しかし、当時はほとんど知名度がありませんでした。スペリオールというマイナーな雑誌だったせいでしょう。そのため私は人に貸してきましたが「人に3巻まで貸したら、あとは自分で全部買うようになる」という法則まで出来てしまうほどでした。それくらい面白い。現在11巻まで発売されていますが、これほどのクオリティを11巻まで維持し続けるとは並大抵のことではないと思います。
そして、ドラマ化。なかなかいい作りという噂ですが、果たして。個人的に、伊集院を小池がやるというのが微妙かなという気もしますが、見てみないことには分かりませんね。ドラマを見て面白いと思われた方、是非原作のほうも。