ベストセラー小説「ハリー・ポッター」シリーズで知られる英作家のJ・K・ローリングさん(写真)が多発性硬化症(MS)の研究・治療クリニック設立のために1000万ポンド(約13億円)を寄付したことが31日、明らかになった。
このクリニックは今年中に英エジンバラ大学内に設置される予定で、ローリングさんの母親の名前を取って「アン・ローリング神経再生クリニック」と命名される。ローリングさんの母はMSのために45歳で亡くなった。同クリニックはMSの研究だけでなく、治療が難しい他の神経系の病気、例えばアルツハイマー病やパーキンソン病、モーターニューロン病(運動神経細胞病)などの研究への支援も行う。
ローリングさんは声明を発表し、「私の母の名前を取った同クリニックに寄付できるのは大変な喜びであり、名誉です。同クリニックが神経再生の分野で世界に卓越したセンターになるものと信じています」と語った。
ホント、欧米のお金持ちは、自分の財産を惜しげもなく寄付していただけますね。日本人もこの点は見習わなければならんですね。