2010年08月30日

自閉症は生後一ヶ月から徴候が認められることもある。

自閉症の徴候は乳児期の早い段階で認められる

 自閉症の徴候が生後1カ月から認められることが、新しい研究で示された。ただし、その徴候は目を合わせない、笑わないなどの一般的なものではなく、筋緊張の異常や視覚処理の違いなどの微妙なもので、訓練を受けた専門家が注意深く観察しなければわからないと、研究著者の1人である米ニューヨーク州発達障害基礎研究所(オールバニー)のIra Cohen氏は述べている。

 自閉症は、社会的交流や言語コミュニケーション、非言語的コミュニケーションの問題、興味や行動の制限などを特徴とする神経発達障害である。今後の研究によって今回の知見が裏付けられれば、小児の自閉症の早期発見と治療につながるはずだという。著者らは、2歳までの介入が最善の結果につながると述べている。

 医学誌「Pediatrics(小児科学)」オンライン版に8月2日掲載された今回の研究では、新生児集中治療室(NICU)に入院した乳児で、後に自閉症スペクトラム障害と診断された乳児28人を、性別および在胎週数が一致した自閉症でない乳児112人と比較した。乳児の行動および発達の検査は、生後1カ月、4カ月および約2歳まで定期的に実施された。

 生後1カ月の時点で、後に自閉症と診断された乳児は退院後に「持続的な神経行動学的異常」のみられる比率が高かった。また後に自閉症と診断された乳児では、約40%に対象物を目で追う行動に異常がみられ、半数以上に腕の筋緊張の異常(過剰に軟らかい、あるいは硬い)がみられたのに対し、正常に発達した乳児ではそれぞれ10.5%、22%であった

 生後4カ月では、異なるスピードで点滅する光を用い、乳児が視覚刺激光の多いモニターまたは少ないモニターを見ることを選べるようにし、それぞれのモニターを見ている時間を測定した。その結果、自閉症と診断された乳児は多量の視覚刺激を好む傾向がみられた。7〜10カ月では、自閉症と診断された乳児には思考能力および運動能力の低下がみられた。自閉症の小児は生後約13カ月までに正常な小児との発達の差が顕著になってくるが、これはその徴候が早期に現れたものと思われる。

 研究グループは、今回の研究はNICUに入院した乳児を対象に実施されたものである点を強調。満期産で健康に生まれた乳児でも同じような異常が早期にみられるかどうかを確認するには、さらに研究を重ねる必要があるという。

 米ケネディ・クリーガー研究所自閉症・関連疾患センター(ボルチモア)のRebecca Landa博士によると、過去の研究では、早産児や低出生体重児は自閉症の発症率が高いことが示されているが、自閉症児のほとんどは早産児ではないという。Landa氏は「今回の研究で筋緊張や視覚システムが報告されている点が重要だ。われわれは今や、従来の定番である表情やアイコンタクトなどは乳児の自閉症の主要な徴候ではないと考えている」と述べている。



 一ヶ月の段階で分かるのか…。

 早期発見の術ができて、あとは早期治療法の確立ですかね。


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posted by さじ at 03:48 | Comment(1) | TrackBack(0) | 精神
この記事へのコメント
具体的なる要因研究の新たなスタートに遺伝子情報細胞コミュニケーションが未熟だから生まれた時から一ヶ月の間にパーソナリティを形成する遺伝子異常説はまだこれからのテーマを仮説して私が発言するに勇気が要りますが
Posted by みか at 2010年09月09日 01:05
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